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 トヨタ自動車は2022年6月21日、電気自動車(EV)用電池のエコシステムを構築する取り組みの一環として、リチウム(Li)イオン2次電池のリサイクルを手掛ける米Redwood Materials(レッドウッド・マテリアルズ)と提携したと発表した。

使用済み電池を分解するRedwood Materialsのエンジニア
使用済み電池を分解するRedwood Materialsのエンジニア
(写真:トヨタ自動車)
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 まずハイブリッド車の電池の収集、検査、リサイクルに焦点を当てる。その後、北米全体で電池のヘルススクリーニング(性能評価と分類)、データ管理、再生、リサイクルによる電池材料の回収と供給などにも拡大する計画だ。

 レッドウッドは、これまでに米Ford Motor(フォード)やスウェーデンVolvo Cars(ボルボ)とも提携し、年間6GWh以上の使用済みLiイオン電池パックおよびニッケル水素(NiMH)電池パックを回収し、電極材料をリサイクルしている。同社は米国でのリサイクル電極材の生産を年間100GWhまで引き上げる計画だ。これは年間100万台分のEVの電池を製造できる量に相当するという。レッドウッドとトヨタは、米国での電池材料リサイクルを、トヨタの電池生産戦略に組み込む方法を検討する。

使用済み電池からはさまざまな材料が回収される
使用済み電池からはさまざまな材料が回収される
(トヨタ自動車)
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 トヨタは22年3月に、ノースカロライナ州の新しい電池生産工場Toyota Battery Manufacturing, North Carolina(TBMNC)に12億9000万ドルを投資すると発表した。TBMNCは25年に稼働を始め、4つの生産ラインで年間120万台分の電動車用電池パックを生産する予定。同社は30年までに世界で800万台の電動車を販売する計画で、その開発に700億ドルを投資する。