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 NTT東日本が2022年6月28日に開いた新社長の就任会見で渋谷直樹社長は、回線サービスが中心になっている現在の収益構造からの転換を図っていく方針を示した。現在は非回線収入の比率が約35%だが、これを2025年度までに50%以上に高める。今後伸ばしていく分野としては、セキュリティー、システムインテグレーション、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)などを挙げた。

今後の経営方針について説明するNTT東日本の渋谷直樹社長
今後の経営方針について説明するNTT東日本の渋谷直樹社長
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 渋谷社長はNTT東日本が目指すべき姿として「地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業」を掲げた。これまでは地域に密着した課題解決型のビジネスを中心に展開してきたが、これらは人手不足などの課題を先送りしているだけという面もある。今後はデジタル化を切り口に地域の新たな価値を創造する「価値創造型のソーシャルイノベーションビジネス」を伸ばしていきたいという。2025年度までに5000人のデジタル人材を育成し、地域に送り込んでいく構えだ。

 さらに渋谷社長は、効率性を重視した都市部への集中モデルではなく「多様性と効率性を両立させる分散型ネットワーク社会」を目指す考えも示した。具体的には地域間を光回線で直結し、データは地域分散、エネルギーも地産地消とする。同社長は「分散型のネットワーク基盤を構築することで、リモートワークが当たり前の社会、地産地消型の循環型の社会を支えていきたい」と抱負を語った。

分散型ネットワーク社会の実現を目指す
分散型ネットワーク社会の実現を目指す
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