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 英GKN Automotive(GKNオートモーティブ)は2022年6月29日、800Vシステムに対応した次世代インバーターを発表した。同社の電気自動車(EV)向け電動システム「eDrive」プラットフォームにおける3つのモジュール要素の1つで、従来より出力を20%向上させた。さらに出力密度は50%、重量出力比は60%向上し、銅の使用量は63%削減できた。

800Vシステム対応の次世代インバーター
800Vシステム対応の次世代インバーター
(写真:GKN Automotive)
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 800Vシステムを利用することで、EVの充電時間の短縮、電池容量の拡大、性能の向上などが見込める。GKNは25年までに市場に出るEVの大半が、800V技術を利用することになると予測している。なお、新しいインバーターは、既存の400Vシステムと互換性がある。 

 同社は、よりクリーンで持続可能な世界を推進することを目指し、開発を進めている。こうした製品開発は、EVレース「Formula E」に参戦するレーシングチームのJaguar TCS Racing(ジャガーTCSレーシング)との協力によって支えられている。レースの過酷で厳しいシナリオでテストと開発を進めることにより、レースでの性能が一般道でのシステム・エンジニアリングにいかに役立つかを実証するものだとしている。