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 日本製鉄は2022年7月3日、東日本製鉄所君津地区(千葉県木更津市)の排水口において排水基準を超過する事案が発生したと発表した。排水口1カ所で、シアンと全窒素(T-N)の排出濃度が基準を超えた。同社は、流出元となった設備の使用を停止し、原因を調査している。

図 東日本製鉄所君津地区の「#7排水口」の位置
図 東日本製鉄所君津地区の「#7排水口」の位置
(出所:日本製鉄)
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* 日本製鉄のニュースリリース: https://www.nipponsteel.com/common/secure/news/20220703_100.pdf

 同事案が発生したのは、製鉄所北側岸壁に位置する「#7排水口」()。同月2日、同年6月30日と翌7月1日の取水分でシアンとT-Nの排水基準超過が判明したという。排水基準では、シアンは不検出(0.1mg/L未満)、T-Nについては20mg/L以下と定められているが、6月30日はシアンが0.24mg/L、T-Nが25mg/Lと基準を超えた。7月1日はシアンが0.5mg/L検出されたものの、T-Nは17mg/Lで基準内だった。7月2日の取水分では、排水基準の超過は認められなかった。

 この排水は、高炉の集じん関連設備の排水ルートからのもの。同地区では同年6月に着色水の流出が起きているが、その発生場所はコークス炉の脱硫液タンクで、今回とは異なる。同社は、当該の集じん関連設備の使用を直ちに止め、発生原因を調査中。今後、原因の究明と再発防止に努めるとしている。

* 2022年6月24日、日本製鉄のニュースリリース: https://www.nipponsteel.com/common/secure/news/20220624_100.pdf