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 東京都立川市役所は2022年7月4日、1週間続いていた本庁舎の通信システム障害が復旧したと発表した。ただ、2022年7月5日午前9時30分時点でいまだ原因は特定できていない。立川市の情報推進課は「原因究明については事業者が調査中」と説明する。

 障害は2022年6月27日の始業時に、市のネットワークの中枢である「コアスイッチ」を起動した際に発生した。障害により本庁舎のインターネットや内線電話が使えなくなった。一時システムによる窓口での証明書の発行や印鑑登録ができなくなる事象もあった。

 同市役所では障害発生後、窓口業務など市民サービスを優先し、システムの機能や性能を部分的に停止させた状態で稼働を維持する縮退運用を続けていた。2022年7月3日夜にネットワーク機器の交換などを実施し、復旧に至った。同月4日および5日午前9時30分時点では、通常通り業務ができているという。