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 自動車技術会は、「人とくるまのテクノロジー展2022 NAGOYA」(2022年6月29日~7月1日、ポートメッセなごや)において、トヨタ自動車が開発する4人乗り低速モビリティーを実証実験した。体験者は、展示会場をこのモビリティーに乗車して所定のブースを回覧・見学した。

トヨタが開発する4人乗り低速モビリティー
トヨタが開発する4人乗り低速モビリティー
(写真:日経クロステック)
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 トヨタが開発を進める4人乗りの電動低速モビリティーは、車体の前後にLiDAR(レーザーレーダー)を、車体左右にはカメラをそれぞれ2つずつ搭載する。これらのセンサーを使って、車両周囲の状況を把握する。将来的には自動運転での移動を目指す。

 今回の実証実験では模擬的に手動で制御したため、LiDARとカメラのデータは使用していない。今後、ソフトウエアの開発が進めば、展示会で行きたいブースを乗員がタブレット端末で選び、混雑具合を考慮しながらそのブースへ自動で移動できるようになるという。

 一度の充電で6時間稼働できる。速度は安全性を考慮して人の歩くスピードと同等かそれよりやや遅い、2~3km/hに設定した。量産時期は未定とのことだが、顧客との取引の話は進んでいるようだ。

車体の前後に搭載したLiDAR
車体の前後に搭載したLiDAR
(写真:日経クロステック)
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 トヨタは、様々な用途を想定する。例えば、大きなショッピングセンターで子どもや荷物を載せながら買い物をしたり、広い公園で景色を見ながら回遊したりするシーンが考えられる。2021年には「MIYASHITA PARK」(東京・渋谷)でも実証実験済みだ。

展示会場内を回遊する様子
展示会場内を回遊する様子
(写真:日経クロステック)
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