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 スウェーデンVolvo Cars(ボルボ)は2022年7月1日、スロバキアに欧州で3番目となる電気自動車(EV)工場を建設すると発表した。新工場はスロバキア東部のコシツェ近くに位置する。投資額は約12億ユーロで、約20%が政府の支援によって賄われる予定だという。建設は23年に始まり、24年に生産ラインと設備を導入する予定。次世代EVの量産は26年に開始する予定だ。

26年から年産25万台規模でEV量産開始予定
26年から年産25万台規模でEV量産開始予定
(写真:Volvo Cars)
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 スロバキアには他のメーカーの自動車生産工場が4カ所あり、新工場は同国内で5番目となる。そのため、同国内にすでにある自動車部品サプライチェーンを利用できる。コシツェは欧州の他の地域への交通網と物流拠点が整備されており、サプライヤーにアクセスしやすい。また、スロバキア政府が提供するインセンティブもコシツェに決めた重要な要素だったという。

ヨーロッパのEV市場を押さえる3拠点体制
ヨーロッパのEV市場を押さえる3拠点体制
(写真:Volvo Cars)
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 新工場は、ベルギーのヘントとスウェーデンのトルスランダにあるボルボのEV工場を補完し、EV需要が高い欧州市場を3拠点体制でカバーする。年間生産能力は25万台で、同地域で数千人を新規雇用する。新工場は将来的に拡張することも可能だ。

 ボルボは25年までに生産事業全体の気候中立を目指しており、新工場は再生可能エネルギーのみを使用することになる。同社は20年代半ばまでに年間120万台を販売するという目標に向けて、欧州、米国、アジアでEV生産体制を構築している。