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 パーソル総合研究所は2022年7月21日、リスキリング(学び直し)に関する実態を調査した結果を発表した。調査対象は20~59歳の正社員3000人で、新しいツールやスキル、知らない領域の知識などを学んだとする「一般的なリスキリング経験」と、デジタル領域の新しい技術やデータ分析スキルなどを学んだとする「デジタル・リスキリング経験」のそれぞれを経験した人の割合を調べた。一般的なリスキリング経験のある人は3割程度、デジタル・リスキリング経験のある人は2割程度という結果だった。

パーソル総合研究所が発表したリスキリング経験者の割合
パーソル総合研究所が発表したリスキリング経験者の割合
(出所:パーソル総合研究所)
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 パーソル総合研究所はさらに業種別、職種別にリスキリング経験の実態を調査した。業種別にみると情報通信業や教育、学習支援業、金融業、保険業においてリスキリングが盛んだと明らかになった。一方職種別ではIT系技術職、経営・経営企画職、営業推進・営業企画職などにおいてリスキリングの経験が多いことがわかったという。

 同社はリスキリングを推進するうえで、組織内における目標やキャリア、処遇の透明性を高めることが重要だと指摘する。このうちデジタル・リスキリングの推進には社内のキャリア・パスを明確に示したり、定期的なキャリア面談を実施したりすることでキャリアの透明性を高めることが最も重要だという。企業でデジタル・リスキリングを推し進める場合は、学習機会の提供にとどまらず、具体的なキャリア・パスや処遇の提示、配置転換の施策とひも付けて実行するのが望ましい。