PR

 米Tesla(テスラ)は2022年7月20日(米国時間)、同年第2四半期(4~6月)の決算を発表した。米国会計基準による売上高は169億3400万ドル(1ドル=138円換算で約2兆3369億円、前年同期比42%増)、営業利益は24億6400万ドル(同約3400億円、同88%増)、売上高営業利益率は14.6%(同3.58ポイント増)と高水準の業績を達成した。

 うち自動車事業による売上高は146億200万ドル(同約2兆151億円、同43%増)、粗利益率は27.9%(同0.46ポイント減)だった。購入していた暗号資産(仮想通貨)「Bitcoin(ビットコイン)」も同四半期末までに約75%を売却した。

 同社の同四半期における電気自動車(EV)の生産台数は25万8580台(同25%増)、納車台数は25万4695台(同27%増、図1)。中国・上海の工場では同四半期の大部分で生産制限や操業停止に追い込まれたが、同四半期が終わる同年6月には、上海と米国カリフォルニア州フリーモントの工場で、それぞれ過去最高の月間生産台数を記録した(図2)。ドイツのベルリン-ブランデンブルクの新しい工場でも同四半期末に向けて生産性が向上し、電池セル「2170」を使ったEV「モデルY」を1週間で1000台以上生産できたという(図3)。

図1 テスラの四半期ごとの納車台数の推移
図1 テスラの四半期ごとの納車台数の推移
(出所:Tesla)
[画像のクリックで拡大表示]
図2 テスラの上海工場
図2 テスラの上海工場
(写真:Tesla)
[画像のクリックで拡大表示]
図3 テスラのベルリン-ブランデンブルクの工場におけるモデルY組み立ての様子
図3 テスラのベルリン-ブランデンブルクの工場におけるモデルY組み立ての様子
(写真:Tesla)
[画像のクリックで拡大表示]

 米国テキサス州オースティンの工場では、次世代の電池セル「4680」向けの設備を導入し、試運転を行っている。パックが構造材を兼ねる「ストラクチャル電池パック」を搭載する車両と従来型の電池パックを搭載する車両を生産できる柔軟性を持たせた。テスラによれば、同社製4680セルとストラクチャル電池パックを搭載した最初の車両が既に同工場から米国の顧客に納入されている。