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 イタリアの知財管理会社であるSISVEL(シズベル)は2022年7月19日、Wi-Fi 6に関する特許を一括管理する新パテントプールを開設すると発表した。特許所有者と技術実装者を保護し、技術普及を加速させるための新しいライセンス使用料の仕組みも同時に導入するとしている。

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 このパテントプールでは、Wi-Fi 6関連特許の利用許諾手続きや特許料の徴収・分配などを一括管理する。設立メンバーには、中国・華為技術(ファーウェイ)、台湾・聯発科技(メディアテック)、オランダPhilips(フィリップス)、韓国SK Telecom(SKテレコム)、韓国Wilusの6社が名を連ねている。ファーウェイとフィリップスはライセンス利用者としても参加する。

 これに伴いシズベルは、新しい特許使用料支払いの仕組みとして、「Licensing Incentive Framework for Technologies(LIFT)」の運用も開始した。ライセンスを活用する製品の市場浸透率に基づき使用料の額が決まるほか、顧客獲得に時間がかかる場合には、支払いの延期も可能となる。新規技術ライセンスを最初に活用する企業が、初期に高額のライセンス費用を支払う必要がなくなることから、技術実装者と特許所有者の両方にとって有効なライセンス条件を提供できるとし、これにより、新技術導入の加速、技術の市場投入までの時間短縮や競争の場の平準化にもつながるとしている。