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 米SIA(Semiconductor Industry Association:米国半導体工業会)は2022年8月1日(現地時間)に、同年6月の半導体世界売上高(3カ月移動平均値、以下同)が508億2000万米ドル(約6兆7380億円、1米ドル=132.58円で換算)だったと発表した ニュースリリース 。前月に比べて1.9%減少した(図1)。前月比がマイナスになるのは、2022年2月以来、4カ月ぶりである。

図1 単月の半導体世界売上高(3カ月移動平均値)と前年同月比の推移
図1 単月の半導体世界売上高(3カ月移動平均値)と前年同月比の推移
(出所:SIAおよびWSTS(World Semiconductor Trade Statistics:世界半導体市場統計))
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 地域別に見てみると、5地域全てで売上高が前月比で減少した(図2)。5地域全てで売上高が前月比で減少したのは、2019年2月以来、3年4カ月ぶりである。5地域の中では中国における売上高の減少率が目立つ。2022年6月の中国における売上高は前月比で2.8%減少した。ゼロコロナ政策による上海ロックダウンなどの影響とみられる。前月比減少率が最も小さいのは米州であり、0.9%にとどまった。

図2 世界および地域別の単月の半導体売上高(3カ月移動平均値)の推移
図2 世界および地域別の単月の半導体売上高(3カ月移動平均値)の推移
(出所:SIAおよびWSTSのデータを元に日経クロステックがグラフ作成)
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 2022年6月における世界半導体売上高の前年同月比は13.3%増と依然として2桁増である。しかし、前年同月比増加率は次第に下がっており、2022年5月の18%から6月は4.7ポイント減少した。6月の13.3%増は、2021年1月と同じであり、車載半導体不足の反動に端を発した半導体市場の空前の好況はそろそろ終わりを迎えるようだ。