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 韓国・現代自動車(Hyundai Motor)と起亜(Kia)は2022年7月27日、月面探査モビリティーを開発するため、韓国の6つの研究機関と共同研究協定を締結したと発表した。研究機関は韓国原子力研究院(KAERI)、韓国航空宇宙研究院(KARI)、韓国天文研究院(KASI)、韓国自動車技術研究院(KATECH)、韓国建設技術研究院(KICT)、韓国電子通信研究院(ETRI)の6つ。まずは協議機関を設立する。

(写真:現代自動車)
(写真:現代自動車)
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 早ければ8月に協議を開始する予定で、月面探査モビリティーの概念と主要なコア技術を定義し、月面での運用に向けた具体的な戦略や実施方法を開発、検討する。現代自動車と起亜は、スマートモビリティー技術を提供する予定だ。また、ソフトウエア・ハードウエアの設計、宇宙環境対応技術、月面探査ミッション向けの特殊装備などについても協力する。

 この研究協定では、民間と政府の参加機関がそれぞれの知識と能力を持ち寄り、月面探査モビリティーのための技術の向上と新しいソリューションの開発に取り組む。探査機のハード面だけでなく、移動操作用のソフトウエアや遠隔通信機能など、様々な分野で専門的な技術が必要となる。

 月面は、空気がなく極端な温度環境下で、無数のクレーターがあり、鋭い粒子で構成された塵が積もっている。こうした非常に過酷な環境で稼働するモビリティーの開発は、課題が山積するものの、究極の実験場でもある。現代自動車と起亜は、月面モビリティーの開発・運用のための社内チームを結成し、ロボティクス・ラボからリソースを投入する予定。この開発過程で将来のモビリティービジネスのための独自技術の確立を目指す。