三菱重工業は2022年8月5日、2022年度第1四半期(4~6月期)の連結決算を発表した。売上収益は前年同期比2.3%増の8713億円。本業のもうけに当たる事業利益は同30.4%減の149億円だったものの、円安進行による為替差益が寄与し、当期利益は同52%増の191億円となった。

三菱重工業取締役常務執行役員兼CFOの小澤壽人氏
三菱重工業取締役常務執行役員兼CFOの小澤壽人氏
(画像:決算説明会の配信動画)
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 事業利益を押し下げた主な要因は火力事業の減益だ。前年同期に好採算だった事業の反動があった他、石炭火力事業の欧州拠点縮小に伴いリストラ費用を計上した。欧州では今後1~2年で人員を4分の1に減らす。その他、材料費や輸送費の高騰、半導体不足の影響も事業利益を削る要因となった。

 一方、受注高は前年同期比22.3%増の9178億円と堅調に推移。「エナジー」「プラント・インフラ」「物流・冷熱・ドライブシステム」「航空・防衛・宇宙」の全事業セグメントで受注高を増やした。「航空機エンジンはアフターサービスの受注が増加し、コロナ禍前の水準まで回復した」(同社)。

 2022年4月~2023年3月通期の連結業績については、売上収益が前年同期比1%増の3兆9000億円、事業利益が同24.8%増の2000億円を見込む。2022年5月に公表した業績予想を据え置いた。