PR

 産業制御システム向けのセキュリティー製品を手掛ける台湾のTXOne Networksは2022年8月9日、日本市場へ参入したと発表した。工場などに設置するOT(制御・運用技術、Operational Technology)向けのネットワーク機器やセキュリティーソフトウエアなどを販売する。

 主力製品はネットワークセキュリティー機器の「Edge」シリーズや、セキュリティーソフトウエアの「Stellar」シリーズ。前者はオープン価格、後者はライセンス契約でそれぞれ販売する。同社が直販するほか、パートナー経由でも販売する。

TXOne Networks Japanの近藤禎夫社長(左)とTXOne Networksのテレンス・リュウCEO
TXOne Networks Japanの近藤禎夫社長(左)とTXOne Networksのテレンス・リュウCEO
(出所:TXOne Networks)
[画像のクリックで拡大表示]

 日本法人TXOne Networks Japanの近藤禎夫社長は、自動車部品メーカーがランサムウエアの被害により工場稼働停止に追い込まれた最近の事例を挙げ「OTにおけるセキュリティーリスクへの注目度が高まっている」として、OT環境ならではの対策を講じる必要性を指摘した。

 OTは企業のオフィスなどで使う情報システムに比べて、OSの更新やセキュリティー修正ファイル(パッチ)の適用が難しい。特定用途向けに作り込まれたシステムは、一般に更新コストがかさみやすい。

 TXOne Networks Japanは2024年度まで毎年売り上げの倍増を目指す。TXOne Networksのテレンス・リュウCEO(最高経営責任者)は「日本の4大産業は半導体、自動車、電子機器、製鉄だと考えている。知識を組み合わせ、OTサイバーセキュリティーのベストプラクティスを作りたい」と意気込みを語った。

 TXOne Networksはトレンドマイクロと台湾の産業用ネットワーク機器会社Moxa(モクサ)の合弁会社で、2019年6月に設立された。顧客には半導体や製薬、自動車といった分野の大企業が約350社ある。米国とオランダにも支社がある。