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 ドイツInfineon Technologies(インフィニオン テクノロジーズ)は、第3世代のHYPERRAM(HYPERRAM 3.0)を2022年8月2日(現地時間)に発表した ニュースリリース 。データスループットが800Mバイト/秒と、第2世代品(HYPERRAM 2.0)の2倍になった(図1)。

図1 既存の第2世代品(左)と今回発表の第3世代品(右)
図1 既存の第2世代品(左)と今回発表の第3世代品(右)
(出所:Infineon Technologies)
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 HYPERRAMは、同社の疑似SRAM(Pseudo SRAM:SRAMのように動作するSDRAM)をベースにした揮発性メモリーで、同社独自のインターフェース「HYPERBUS」を備える。HYPERBUSはシリアルとパラレルの中間的なインターフェースであり、少ない数の複数ピンでパラレルインターフェース並みの高いデータスループットを狙う。HYPERBUSインターフェースのフラッシュメモリー(HYPERFLASH)とメモリーバスを共有できるため、ピン数が少ないホストマイコンを使えるというメリットもある(図2)。

図2 HYPERBUS対応メモリーを使うことで、少ないピン数のマイコンが選べる
図2 HYPERBUS対応メモリーを使うことで、少ないピン数のマイコンが選べる
(出所:Infineon Technologies)
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 2017年に登場した第1世代のHYPERRAMはデータ幅8ビットのHYPERBUSを使い、最大データスループットは333Mバイト/秒だった。第2世代のHYPERRAMは同じデータ幅のHYPERBUSを使いながら、最大クロック周波数を166MHzから200MHzに引き上げることで、最大データスループットを400Mバイト/秒に向上させた。

 今回発表の第3世代のHYPERRAMは、データ幅が16ビットのHYPERBUS Extended I/Oを使うことで、最大データスループットを800Mバイト/秒に引き上げた。同社によれば、第3世代品はビデオバッファリングやFA(Factory Automation)、AI(人工知能)活用のIoT(Internet of Things)、自動車のV2X(Vehicle to Everything)の拡張メモリーとして最適だという。

 第1世代品のメモリー容量は64Mビットと128Mビットの2種類。第2世代品では64M/128M/256M/512Mビットの4種類(図3)。第3世代品は256Mビットの1種類となっている。パッケージは49ボールのBGAである。価格は未公表。

図3 第2世代品(HYPERRAM 2.0)と第3世代品(HYPERRAM 3.0)の主な仕様
図3 第2世代品(HYPERRAM 2.0)と第3世代品(HYPERRAM 3.0)の主な仕様
(出所:Infineon Technologies)
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