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再生可能エネルギーとの統合目指す

 トヨタは、25年以上に渡る燃料電池開発の経験と専門知識を活かし、1MWの燃料電池モジュールを設計した。また、燃料電池モジュールを提供するだけでなく、システムインテグレーターの米Telios(テリオス)と協力し、NRELに納品するシステムの設計と周辺機器の開発を行う。とくに、燃料電池モジュールの動作を管理する統合制御システムを開発し、効率化と寿命の最大化を図る計画だ。

 NRELは、燃料電池システムの性能の限界と時間経過による劣化を評価し、将来のアプリケーション開発に役立つデータを収集する。また、エネルギー貯蔵装置や太陽光・風力などの再生可能エネルギー発電システムと統合した場合の性能も評価する。

 この燃料電池システムは、フラティロンズキャンパスで試運転中の大型水素燃料電池発電システム研究プロジェクト「Advanced Research on Integrated Energy Systems(ARIES)」の一部となる。1.25MWのPEM電解槽や600kgの水素貯蔵システムと1MWの燃料電池システムを組み合わせ、再生可能エネルギーによる水素の直接製造およびその貯蔵、さらに発電した電力の電力網への供給などを実証するためのプラットフォームとなる。

 この燃料電池による発電システムは2022年夏に設置され、同年後半に完全なシステムを試運転する予定。