ソニーデザインコンサルティングは、米Final Aim(ファイナルエイム)と共同で「Web3」領域向けICカード型ハードウエアウォレットの実証実験を開始したと発表した。この実証実験を通じて、産業デザインやデジタル製造業などにおけるハードウエアウォレットの活用について検証する。
ソニーデザインコンサルティングのニュースリリース今回の実証実験では、Final Aimが製造業向けに提供するWeb3プラットフォーム「Final Chain」を活用し、トークンを発行。産業デザインおよびデジタル製造業におけるプロトコル開発の可能性や、メタバース領域におけるブロックチェーン技術の可能性を模索する。
ソニーグループ(ソニーG)の研究開発子会社であるソニーコンピュータサイエンス研究所では、ソニーGの非接触型のICカード技術「FeliCa(フェリカ)」の知見に基づき、ICカード関連技術と相互認証・暗号通信技術を含むハードウエアウォレット技術を開発している。今回の実証実験を通じて、今後は決済用途や個人情報管理など幅広い用途への展開を目指す。