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 トヨタ自動車は2022年8月31日、米国ノースカロライナ州にある電池生産拠点のToyota Battery Manufacturing North Carolina(TBMNC)に、25億ドル(約3500億円、1ドル=140円で換算))を追加で投資すると発表した。この投資により電気自動車(EV)用電池の生産能力を追加する。350人を新規雇用し、総雇用数は2100人となる。この拠点では2025年から生産を始め、ハイブリッド車(HEV)およびEVの電池を生産する。

ノースカロライナの電池工場建設予定地
ノースカロライナの電池工場建設予定地
(写真:トヨタ自動車)
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 この電池工場は、2021年12月にトヨタが豊田通商とともに12億9000万ドルを初期投資して新設することが発表された。当初の生産能力はHEV向け電池を年間80万台分としていた。当初からラインの追加は計画されていたとされているが、北米でもEV市場の拡大が見込まれることから、今回EV用電池の生産ラインを追加することになったと見られる。

 トヨタは、日本でも自社工場と所有地、およびプライムプラネットエナジー&ソリューションズの姫路工場に合計で4000億円を投資し、車載用電池の生産を増強する。今後の電動車の需要増加に対応するため、パートナー企業からの電池調達を含め、安定した供給体制の構築を進める。

 今回の日米の投資により、トヨタは最大40GWhの生産能力の増強を目指す。トヨタ生産方式を活用し、高効率な生産ラインを構築することで競争力を強化する。トヨタは2035年までに車両とグローバル事業でカーボンニュートラルを目指している。できる限り早くCO2排出量を減らす手段は、国や地域によって大きく異なる。そのため、HEVやEV、燃料電池車などマルチ・パワートレーン向けに柔軟に対応するとしている。