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 ドイツSiemens(シーメンス)と日産自動車は、日産の新型電気自動車(EV)「アリア」の生産ラインの立ち上げで連携した。日産の栃木工場(栃木県・上三川町)にSiemensの自動化・デジタル化技術を導入し、同工場のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた取り組みを推進する()。

図 新型「日産アリア」(左)と診断システム「Sidis Pro」の活用例(右)(出所:Siemens)
図 新型「日産アリア」(左)と診断システム「Sidis Pro」の活用例(右)(出所:Siemens)
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* Siemensのニュースリリース: https://press.siemens.com/jp/ja/pressrelease/pr-20220830

 同工場は、最新技術を生かして次世代自動車への対応や省人化、生産性向上などを図る日産のコンセプト「ニッサン インテリジェントファクトリー」(NIF)を展開している。デジタル化・電子化により、作業環境の改善やゼロ・エミッションの生産体制の確立を図り、2050年のカーボンニュートラル実現も目指す。Siemensは、生産設備をデジタル化・電子化する製品などを提供し、NIFの実現を支援する。

 新型アリアの生産ラインの立ち上げに当たっては、電動パワートレインの加工・組み立てラインのシステムアーキテクチャーにPLC(Programmable Logic Controller)「Simatic S7-1500」「ET200SP分散型 I/Oモジュール」を搭載。通信規格にはPROFINETを採用した。さらに、エンジニアリングフレームワーク「TIAポータル」に自動化機器を接続しており、生産計画の立案から統合エンジニアリング、オペレーションまでの全体を統合管理できるという。

 電子制御ユニット(ECU)へのデータの書き込みや車両電装品の検査には、Siemensの診断システム「Sidis Pro」を利用する。同システムのサーバー機能により、さまざまなデータの管理が可能。生産計画に応じたデータの変更が容易で、変更点を迅速に展開できるという。