アシックス商事とNECは2022年9月13日、ウオーキングシューズを活用した健康管理・促進に関する実証実験を共同で実施したと発表した。アシックス商事が手掛けるウオーキングシューズ「KNEESUP(ニーズアップ)」に、NECの歩行センシングインソール「A-RROWG(アローグ)」を組み合わせ、歩き方や運動パフォーマンスの変化を検証した。
実証実験は2022年4月1日から5月23日にかけて、平均年齢65.6歳の男女計8人を対象に実施。KNEESUPを履いて歩くことで、歩行速度や歩幅、つま先の向きなどの数値改善が見られたという。
NECは2020年7月からA-RROWGの提供を始めた。同ツールは小型の歩行分析センサー付きの専用インソールを靴に入れるだけで、歩行速度や歩幅、接地角度、足上げ高さなどが計測できるほか、X脚やO脚の傾向なども推測可能という。同社は2023年までに法人向けソリューションと合わせて利用者数3万人を目指すとしている。