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 日本製鉄が開発した引っ張り強さが2.0GPa級のホットスタンプ(超高張力鋼板の熱間プレス材)が、国内自動車メーカーの新型車のセンターピラーに採用された。同引っ張り強さのホットスタンプがセンターピラーで実用化されるのは「世界初」(日本製鉄)となる。

センターピラーに2.0GPa級ホットスタンプを使う
センターピラーに2.0GPa級ホットスタンプを使う
(画像:日本製鉄)
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 日本製鉄は、車両の軽量化や衝突安全性能の向上、ライフサイクルでの二酸化炭素(CO2)排出量の削減に寄与したとしている。同社によると、他社が開発した2.0GPa級のホットスタンプが自動車部品として実用化された事例はあるが、センターピラーでは今回が初とする。

 今回、日本製鉄は構造設計の提案や衝突安全性能の評価を担当した。2.0GPa級のホットスタンプは、同社が提案する次世代の鋼製ボディー骨格のコンセプト「NSafe-Auto Concept(NSAC)」の一部で、今後さらに進化させていくとしている。

日本製鉄が提案する次世代の鋼製ボディー骨格のコンセプト「NSAC」
日本製鉄が提案する次世代の鋼製ボディー骨格のコンセプト「NSAC」
(写真:日本製鉄)
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 なお、採用されたのは、トヨタ自動車が2022年後半に発売予定の新型SUV(多目的スポーツ車)「レクサスRX」とみられる。車両質量は先代車から90kgの軽量化を実現しており、この一部に同ホットスタンプが寄与したようだ。