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 ワープスペース(茨城県つくば市)とSynspective(シンスペクティブ、東京・江東)は、衛星データを光通信ネットワーク経由で取得する際の頻度や速度について、ソフトウエア上で解析する技術実証を共同で行う。衛星から地球観測データを取得する性能を改善し、自然災害発生時の救助活動などに生かす。

Synspectiveのプレスリリース

 本技術実証で有用な結果を得られた場合、両社は観測衛星に光通信用の端末を載せるための技術検証も進める。衛星間通信の頻度や速度を高めることで、より鮮度の高いデータを大量に地上に提供できるようになり、自然災害の救助活動に役立てられるほか、被害を未然に防ぐ「減災データ」としても活用できるという。

 ワープスペースは、人工衛星と地上間の高速光通信ネットワーク構築を手掛けており、2024年か2025年をめどにユーザーが30分以内に衛星データを入手できる光通信ネットワークの構築を計画している。Synspectiveは、衛星データ解析ソリューションや、小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・運用、SARデータ提供を手掛けており、2026年前後に30機の小型SAR衛星コンステレーション構築を目指している。すでにSAR衛星2機から地球の地形・構造物が得られる衛星データなどを提供している。

宇宙における光通信ネットワークのイメージ(出所:Synspective)
宇宙における光通信ネットワークのイメージ(出所:Synspective)