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 ドイツMAHLE(マーレ)は2022年9月14日、ドイツDaimler Truck(ダイムラートラック)とスウェーデンVolvo Group(ボルボグループ)の合弁会社であるcellcentric(セルセントリック)と、大型商用車向け燃料電池技術分野で協力すると発表した。主に燃料電池の平膜型加湿器の開発と量産について協力する。平膜型加湿器は、大型商用車向け燃料電池システムのほか、非常用発電機としての定置型燃料電池システムにも使われるキーデバイスである。

大型商用車向け燃料電池の平膜型加湿器
大型商用車向け燃料電池の平膜型加湿器
(写真:MAHLE)
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 燃料電池を効率的に発電させるためには十分な空気と湿度が必要だ。適切な水分量を確保するため、従来は中空膜繊維が使用されていた。これに対し、マーレの平膜型加湿器は加湿器内で層状に重ねられた薄い膜を使って効果的に加湿する。燃料電池は、電池内の湿度が高いほど効果的に発電でき、耐用年数も長くなる。

 マーレは、持続可能で気候中立な輸送システムを実現するための戦略として、燃料電池を重要な柱の1つとしている。さまざまな関連技術の開発を進めており、燃料電池の周辺機器に関する幅広い専門知識を有する。一方、セルセントリックは、専門メーカーとして大型商用車向け燃料電池システムの分野で世界をリードすることを目指している。