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 リアルタイム動画変換技術を手掛けるノビアス(東京都八王子市)は、国立がん研究センターとAI(人工知能)技術を用いた透視画像の擬似3次元(3D)化についての共同研究契約を締結した。平面的な透視画像をAI技術によって疑似3D化することで、手前と奥の認識が可能になる。これを活用して、透視画像を使った診断精度の向上や、X線透視時の患者や医療従事者の負担軽減を図る。

NOVIUSのプレスリリース

 透視画像をリアルタイムに疑似3D化すると、例えば気管支鏡での検査時に、効率良く病変部分に到達できるようになり、診断精度が向上する。さらに、X線透視時の検査時間が短くなり、放射線技師や患者の被爆量を減らせる。

 ノビアスは、遠隔医療において立体視による医療指導が可能となる技術も保有し、国内外に提供している。同社の動画変換技術は、エンターテインメントなど医療以外にも応用できるという。

ノビアスの疑似3D化技術の概要(出所:ノビアス)
ノビアスの疑似3D化技術の概要(出所:ノビアス)
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