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 中国Huawei Technologies(ファーウェイ)は2022年9月21日(現地時間)、5.5Gの実現に向けて課題となる8つの案件を挙げ、ICT業界に協力を求めた。同社の専務取締役兼ICTインフラ管理取締役議長 David Wang氏が同社イベントで行った基調講演 「Embracing the 5.5 G Era:Striding Towards the Intelligent World」にて提言した。

(出所:Huawei)
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関連ニュースリリース: Huawei: 5.5G is a Key Milestone on the Path to an Intelligent World

 5Gと6Gをつなぐ5.5Gでは、10Gビット/秒の通信速度と高度で高品質なスケジューリング、自動運転レベル4に対応するネットワーク性能、企業向けの高度なクラウドサービス、現在の10倍のコンピューティング効率、ストレージ、インフラのエネルギー効率が必要になるとする。

 その上で、それらを実現するためには、顧客やパートナー企業、業界団体、学術機関からの支援が不可欠だとし、以下の項目での協力を呼びかけている。

  • (1)より高い商業的価値を持つ5.5Gユースケースを実現するための周波数確保
  • (2)F5.5G(5.5世代の固定通信ネットワーク)に向けた技術確立と標準化推進
  • (3)IPv6を活用するNet 5.5Gに向けた迅速な合意
  • (4)レベル4/レベル5の自律走行システム対応ネットワークに向けた手法の定義と標準化
  • (5)オープンで多様なコンピューティング業界の構築とコンピューティングアーキテクチャーの再定義
  • (6)多様なデータ処理要件に対応するストレージ用アーキテクチャーの定義
  • (7)インテリジェントな世界のためのクラウド基盤の構築、クラウドサービス業界の育成
  • (8)産業界の省エネと排出削減を支援する統一されたネットワーク炭素濃度(NCIe)計測システムの採用

 このほかHuaweiは2022年9月22日(現地時間)、5.5Gネットワーク化を支援する第3世代の5G Massive MIMO「MetaAAU」のフィリピンへの商用展開について報告した。3.5GHz帯で動作する大規模アンテナを導入することで、下りと上りの速度が35%向上、カバレッジ半径は30%拡大したとする。その結果、通信量も平均37%増加するという。

(出所:Huawei)
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関連ニュースリリース: Huawei Starts International Rollout of Third-Gen 5G Massive MIMO in the Philippines

 フィリピンでは3年前に5G商用サービスを開始した。現在は、中周波数の広い帯域幅を利用して、首都圏人口の90%をカバーする5Gネットワークを構築している。

 今後は、MetaAAUを活用することで、増大する4G通信容量需要に対応しながら、5Gカバー率を向上し、フィリピン国内でのデュアルバンドネットワーク構築を加速していくとしている。