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 昭和大学と富士通Japan(東京・港)は、診療支援AI(人工知能)に関する共同研究を開始した。電子カルテシステム上の診療データから即時に疾病を予測し、治療方針などを医師に提案する。医療の地域格差是正や診療業務の効率化に向けた活用を目指す。

富士通Japanのニュースリリース

 昭和大学横浜市北部病院が保有する過去20年分の診療データを、同病院の専門医による医学的知見やアドバイスを基に、汎用的な自然言語処理技術で解析する。鑑別診断候補となる疾患分類をスコアリング評価した結果と組み合わせて、総合的に算出し、類似症例検索アプローチによる疾患候補と治療方針を提案する。

 重要な疾患の見落とし防止など、患者へのサービス品質を高めるとともに、電子カルテシステムとの連携など診療業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進することで、医療従事者の働き方改革にもつなげる。

 昭和大学は、共同研究で確立した技術を2022年度中に臨床現場に適用し、有効性の検証を進める。富士通Japanは、同大学の活動を支援するほか、一層の精度向上に向けて全国の医療現場への適用を推進する。

診療支援AIの活用イメージ(出所:富士通Japan)
診療支援AIの活用イメージ(出所:富士通Japan)
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