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 OKIは2022年9月27日、オフィスや介護施設などで稼働するロボットを遠隔管理できるプラットフォームを開発したと発表した。ロボットの他にもウエアラブル端末やエレベーターなどを含めたエッジデバイスの監視と制御ができる。同社は警備や介護などでの利用を目的に実証実験を進め、2024年ごろをめどに社会実装を目指すとしている。

 OKIが開発した新プラットフォームの「REMOWAY」はHTTP/MQTTのプロトコルによってエッジデバイスと接続する。これにより、自律的に動くエッジデバイスの監視や、設定した時間に特定の動作をさせるスケジュールの作成ができる。OKI以外の企業が提供するエッジデバイスの管理も可能だ。

 27日にOKIが記者会見を開いたOKI蕨システムセンター(埼玉県蕨市)では、実機を用いた2つのデモを実施した。1つ目は、米Robotemiのロボット「temi」を使用した警備巡回で、temiが異常を検知したときの人との協調業務の様子を実演した。2つ目はOKIが開発したロボットにおけるフロア間の自律移動だ。三菱電機ビルソリューションズが提供するエレベーター制御プラットフォーム「Ville-feuille」と接続したエレベーターとロボットが連携した。

複数フロアの自律移動におけるREMOWAYの管理用端末の画面例。左上は3階のロボットの位置を表すレイアウト、左下は1階のロボットの位置を表すレイアウト、右上は3階に設置したカメラの映像
複数フロアの自律移動におけるREMOWAYの管理用端末の画面例。左上は3階のロボットの位置を表すレイアウト、左下は1階のロボットの位置を表すレイアウト、右上は3階に設置したカメラの映像
(写真:日経クロステック)
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 OKIは2030年までにロボットが人と協調して多様な業務を遂行する将来像を掲げている。同社の伊藤真弥イノベーション推進センタービジネス推進部担当部長は、「商業施設や介護施設、工事現場などは人材不足が深刻であり、売り上げ拡大が難しい。REMOWAYによってロボットが業務を補完することで、同じ人員で事業の売り上げ拡大を支援できる」と意気込む。