カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と三井住友フィナンシャルグループ(FG)がポイント事業を統合する方向で協議していることが、2022年10月3日分かった。CCCの「Tポイント」と、三井住友FG傘下の三井住友カードが展開する「Vポイント」を統合する予定だ。
2024年春をめどに、CCC傘下のCCCMKホールディングスと三井住友カードが展開するポイント事業を統合する方針だ。CCCMKに三井住友グループが出資することになりそうだ。
近年、Tポイントの苦境は鮮明だった。ソフトバンクとZホールディングスは2022年3月末、一部サービスを除いて、Tポイントとの連携を終了し、資本関係も解消していた。2022年10月以降、PayPayが共通ポイントに参入する方針も明らかにしており、Tポイントなど共通ポイントを巡る争いは激しさを増しそうだ。
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