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 伊仏合弁STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は2022年10月3日、車室内モニタリング用の新しいイメージセンサーを発表した。運転手だけでなく、車室内全体をモニタリングすることで、自動車の安全性や快適性向上に貢献することを目指す。

 運転手の状況をモニタリングするDMS(ドライバー・モニタリング・システム)の市場は、主要な自動車市場で義務化が進んでいることもあり、年間10%以上のペースで成長を続けている。今回同社が発表した新しいイメージセンサー「VD1940」と「VB1940」は、DMSの機能を拡張したもので、車室内全体をモニタリングできる。これによって乗員のシートベルト装着チェックや、生体情報のモニタリング、幼児置き去り検知、ジェスチャー認識など、新しいアプリケーションの実現が可能という(図1)。

図1 車室内のモニタリングのイメージ
図1 車室内のモニタリングのイメージ
運転手だけでなく、車室内全体の様子をモニタリングする(出所:STマイクロエレクトロニクス)

 同製品は、イメージセンサーの行を上から順番に読み出す「ローリングシャッター」および全行が同時に読み出される「グローバル・シャッター・モード」でフレームの取得ができる。また、搭乗者モニタリングシステムに必要なHDR(ハイダイナミックレンジ)のカラー画像を510万画素で取得するとともに、高品質な近赤外線(NIR)画像の取得が可能である。DMSは、NIR画像を使うことで、いかなる照明環境下においてもドライバーの頭部と目の動きを解析するという。

 両製品とも現在サンプル出荷中。量産は現在設計が進む2024年モデルの自動車での需要に合わせて計画中としている。