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 韓国・現代自動車グループ(Hyundai Motor Group)は2022年9月30日、同社のシンガポール・イノベーションセンター(HMGICS)の事業プロセスをデジタル化するため、ドイツTeamViewer AG(チームビューアー)と提携したと発表した。HMGICSは、現代自動車グループのテストベッドとして、新しい電気自動車(EV)のビジネス・モデル開発や、インテリジェント生産プラットフォームの開発などを手掛けている。

技術提携契約に調印した両社の幹部
技術提携契約に調印した両社の幹部
(写真:Hyundai Motor Group)
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 生産現場でのDX(デジタル革新)が進むにつれて、ARソリューションの必要性が高くなっている。両社は、複合現実(MR:Mixed Reality)と人工知能(AI)機能を含むTeamViewerの拡張現実(AR)プラットフォームを使って、HMGICSのデジタル化を進める。

 ARプラットフォームにより、生産プロセスの組立、保守、品質管理、物流などのメタバースを構築し、さらに顧客体験プロジェクトや従業員のトレーニングなどをサポートする。また、スマートファクトリーの運営や、従業員のための没入型デジタル・エクスペリエンス、将来の自動車工場のためのAIサポートなどに関する研究開発を共同で実施する。

インダストリアル・メタバースとスマート工場のイメージ図
インダストリアル・メタバースとスマート工場のイメージ図
(出所:Hyundai Motor Group)
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 現代自動車グループは今回の提携によって、従業員の生産性、精度、速度、安全性の向上を促進し、スマートファクトリーへの移行を加速させる。さらに、こうした利点を業界全体でも活用できるように、スマートファクトリーやエンタープライズAR技術の共同マーケティングも実施するという。