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 NTTデータと日本ハムは2022年10月5日、養豚農家向けに豚の発情を検知するサービス「PIG LABO Breeding Master」のテスト販売を開始したと発表した。豚舎に設置した複数のカメラから、母豚の種付け適正時期(発情)を人工知能(AI)で検知する。テスト販売を通して、サービスの実効性の確認や改善を実施し、日本ハムが2023年度の本販売を目指す。

「PIG LABO Breeding Master」の提供イメージ。母豚1頭ごとの発情確率を毎日タブレットで確認できる
「PIG LABO Breeding Master」の提供イメージ。母豚1頭ごとの発情確率を毎日タブレットで確認できる
(写真:日本ハム)
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 同サービスは、カメラで記録した母豚の行動をAIで分析して発情確率を算出することで、高効率かつ高精度な判定につなげる。養豚農家は母豚1頭ごとの発情確率をタブレットなどで毎日確認できる。これまでは、熟練した飼育作業員が長期間、豚を観察することで発情を判定してきた。

 838頭の豚を対象に6カ月間の実証実験を実施したところ、サービスを導入した場合の受胎率は、飼育作業員の判定結果に基づく場合よりも上回ったという。飼育作業員の判定に関する作業量も79%削減できた。

 ニッポンハムグループとNTTデータグループは、2018年から養豚支援システム「PIG LABO」の共同開発を進めてきた。2029年までに母豚の繁殖から子豚の育成、出荷までの全ステージにおいて飼育作業を支援できるシステムの提供を目指す。