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 富士通と東北大学は、「発見知能」の開発および社会実装を推進する研究拠点として「富士通×東北大学 発見知能共創研究所」を2022年10月1日に設置したと発表した。発見知能は、データの因果関係からAI(人工知能)を使って解決策を発見することを指す。

「富士通×東北大学 発見知能共創研究所」での取り組みイメージ
「富士通×東北大学 発見知能共創研究所」での取り組みイメージ
(出所:富士通)
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 研究拠点では、様々なデータから重要な因果関係を抽出する因果発見技術を基に、複数の因果関係から解決策を導き出す発見数理技術を開発する。そこから様々な分野に応用可能な発見知能の実現に取り組む。背景には、自然現象や社会活動などに関する膨大なデータが蓄積され、活用が広がってきた点がある。

 2022年度末までに因果発見技術の利用環境を整備するとともに、解決対象となる社会課題を設定する。2023年度以降は発見数理技術を研究開発し、有効性を検証したうえで、発見知能のプラットフォーム化を目指す。期間は2022年10月から2026年3月までで、拠点は東北大学の青葉山キャンパス内のレジリエント社会構築イノベーションセンターに置く。