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 NTT東日本とNTTアグリテクノロジー、近鉄不動産は、人工知能(AI)と動画解析を活用し1週間先のトマトの収穫量を予測する実証実験を開始した。栽培責任者による収穫量の予測は経験に左右され、気温や日照量など環境要因の影響も受けるため誤差が生じることがあった。AIと動画解析により、収穫量の予測精度向上を目指す。

動画撮影を使った実証実験の様子
動画撮影を使った実証実験の様子
(出所:NTT東日本、NTTアグリテクノロジー、近鉄不動産)
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 実証実験では、ビニールハウスの中に移動式カメラを設置し動画を撮影する。撮影した動画データを用いてトマトの果実数や色づき、葉の状態をAIで解析する。動画データを使うことにより、静止画像では隠れて見えなかったトマトも検出できる。解析結果と気温、日照量、湿度、二酸化炭素濃度といったデータを組み合わせて、1週間先の収穫量を予測する。

 実証実験の実施期間は2022年10月6日から2023年3月31日。3社は実証実験を通じ、生産現場における人員配置の最適化や作業負担の軽減につなげ、農業経営の安定化などを目指す。実証実験の結果を基に、収穫量予測のサービス化も検討する。