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 経済産業省は宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携し、宇宙実証用ハイパースペクトルセンサー「HISUI(ヒスイ)」で取得した衛星データの一般公開を始めた。国内企業・団体の衛星データ利用ビジネスへの参入を支援する狙い。石油資源や鉱床の探知のほか、環境・農林水産・防災分野での活用を想定する。

ニュースリリース 「HISUI」データ利用サイト

 衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」にHISUIのデータを搭載した。HISUIは185バンドの波長分解能を持ち、従来のセンサーに比べて詳細に物質を識別できる。例えば、宇宙空間から識別できる鉱物の種類は、10種類から30種類に増加。実証では、沿岸の水深分布の推定や煙突から放出された二酸化炭素の検知、ソーラーパネルの抽出・分類、小麦の収量予測などに成功している。

 HISUIは、経産省と宇宙システム開発利用推進機構が開発した。2019年12月に国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームへ設置され、2020年9月から画像を取得している。

「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームに取り付けられているHISUI(出所:米航空宇宙局)
「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームに取り付けられているHISUI(出所:米航空宇宙局)
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「HISUI」データの利用例(出所:経済産業省)
「HISUI」データの利用例(出所:経済産業省)
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