ムーンショット型研究開発事業の1つである「身体的能力と知覚能力の拡張による身体の制約からの解放」(以下、ムーンショット金井プロジェクト)は、脳科学とITを融合したブレイン・テック(ニューロテクノロジー)に関するガイドブックを公開した。脳波を利用して脳と機械を直接つなぐBMI(Brain-Machine Interface)技術について、事業者を啓発したり消費者からの信頼を獲得したりすることを目的としている。
ニュースリリース今回公開した「ブレイン・テック ガイドブック ver1.0」は、一般消費者にブレイン・テック製品を正しく理解してもらうための注意事項や、事業者が研究開発において理解しておくべき技術上の課題などをまとめたもの。今後、必要に応じて増補・改訂する。また、ブレイン・テックの有効性と安全性をまとめた「エビデンスブック」も並行して作成しており、完成次第、順次公開する。
「ブレイン・テック ガイドブック ver1.0」ムーンショット金井プロジェクトは、内閣府が主導するムーンショット型研究開発事業のムーンショット目標1「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」のプロジェクトの1つ。国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)、AI(人工知能)スタートアップのアラヤ(東京・港)、慶応義塾大学などが参加している。
