日立製作所のグループ会社で鉄道システム事業を手掛ける日立レール(Hitachi Rail)は、米国メリーランド州で鉄道車両の新工場を建設する()。2024年第1四半期に開業する計画。2021年3月に発表された契約に基づき、ワシントン首都圏交通局のワシントンメトロ向けに「8000系」電車256両を製造する。

図 新工場の生産開始時のイメージ
図 新工場の生産開始時のイメージ
(出所:日立製作所)
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* 日立製作所のニュースリリース: https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2022/10/1019c.pdf

 同州ワシントン郡にある広さ約16万6000m2の土地に、車両工場と約730mの試験線を建設する。投資額は7000万米ドル(約104億円)。IoT(Internet of Things)基盤「Lumada」を導入して「これまでで最も先進的なデジタル工場を実現する」(日立製作所)という。

 オプションを含めると、8000系電車の製造規模は最大800両になる予定。新工場のフル操業開始後は、高速車両を含む複数の車種を製造する。日中シフトのみで、月間に20両の製造が可能としている。

 ワシントンメトロは約190km・91駅の路線を運行し、数年以内に約18km・7駅を延伸する予定だ。1980年代初頭から運行している「2000/3000系」電車を8000系に置き換える。