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 救急往診支援などを手掛ける医療スタートアップのファストドクター(東京・港)は2022年11月7日、KDDIと連携し、医師がテレビ電話で「こころの不調」に関する相談や診察を行う新サービスを同日付で始めたと発表した。スマートフォンのアプリや専用サイトを通じて24時間体制で受け付け、適切な受診先の相談や急な症状悪化の診察などに対応する。

 このたび始めた「ファストドクター for KDDI」は、KDDIのヘルスケアアプリ「auウェルネス」と連携したサービス。同アプリや専用サイトから申し込み、相談・診察だけでなく保険証の提示や料金の支払いまでオンラインで完結する。相談内容によっては訪問看護と連携して採血や心電図などの検査をする。対面診療の必要性を医師がアドバイスすることで、地域医療との橋渡しも担う考えだ。

メンタルヘルス領域の相談窓口や救急受診窓口の充実を目指す
メンタルヘルス領域の相談窓口や救急受診窓口の充実を目指す
(出所:123RF)
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 ファストドクターは、利用者が適切な受診先が分からない際の相談先としての利用に加え、既往の精神疾患が急に悪化したもののかかりつけ医につながらない際の受診先としての利用を想定する。同社の長野寛輝新規事業開発室マネージャーは「メンタルヘルス領域は『潜在的な不調者が重症化する前に医療機関にアクセスできていない』という医療業界共通の課題が最も顕著に表われる領域の1つであり、社会課題だと認識している」と指摘する。同社は新サービスによってメンタルヘルス領域の相談窓口や救急受診窓口の充実を目指す。

 ファストドクターは2016年創業のスタートアップで、救急往診やオンライン診療のプラットフォーム「ファストドクター」を展開している。2021年8月に、KDDIの「KDDI Open Innovation Fund 3号」などを通じてシリーズBの資金調達をしたと発表している。