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人やつり荷、フックの認識状況(出所:リコーインダストリアルソリューションズ)
人やつり荷、フックの認識状況(出所:リコーインダストリアルソリューションズ)
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 リコー系のリコーインダストリアルソリューションズ(東京・大田)は、AI(人工知能)などを活用してクレーン作業の安全性を高めるシステムを開発した。つり荷と作業者の位置関係を3次元で測定し、衝突の危険性をクレーンの操縦者に知らせる。作業者や操縦者、合図者にかかる作業的・心理的負荷の軽減を目指す。

ニュースリリース

 システムの名称は「クレーン作業安全支援システム」。クレーンの先端に設置したステレオカメラの映像から、つり荷とつり下ろし場所にいる作業員の位置を検出・追尾し、つり荷と作業員が接近すると警報を発する。クラウドとの連携により、遠隔地の管理者への通知や、作業状況の記録・管理が可能。クラウドに蓄積したデータをAIが学習し、さまざまな現場に対応する。システムが抽出した各現場の危険シーン・作業シーンの録画は、危機管理の学習にも利用できる。

 東洋建設(東京・千代田)との共同実証実験を通して新システムを開発した。2022年10月には、海上の消波ブロック設置工事における安全性向上への有効性が認められるとして、国土交通省のデータベースシステム「新技術情報提供システム」(NETIS)に登録された。今後は、建設作業機械の自動化施工への応用、作業効率やオペレーションスキルの可視化といったデジタルサービスへの展開を検討する。

「クレーン作業安全支援システム」のイメージ(出所:リコーインダストリアルソリューションズ)
「クレーン作業安全支援システム」のイメージ(出所:リコーインダストリアルソリューションズ)
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