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バイオガスSOFCとIoT技術をエビ養殖に利用する(出所:工学院大学)
バイオガスSOFCとIoT技術をエビ養殖に利用する(出所:工学院大学)
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 工学院大学は、ベトナムでバイオマスを利用したエビ養殖システムの実証実験に参加する。実施期間は2025年12月31日まで。バイオガスで作動する固体酸化物形燃料電池(SOFC)やIoT(モノのインターネット)技術を、電力供給とエビの生産量引き上げに利用する。SOFCの用途拡大や、水産養殖における二酸化炭素(CO2)排出量の削減を目指す。

ニュースリリース

 実証する養殖システムは、電力供給の循環型システムとエビの増産システムから成る。前者は、レモングラスの加工残さと養殖池から出た汚泥からバイオガスを製造してSOFCに供給し、その電力を養殖池への空気供給に使う。SOFCの監視・制御にIoTを活用する。後者では、IoTで水質や機器を常時監視・調整するとともに、微細な気泡で溶存酸素濃度を高めることで、エビの生存率・成長率を引き上げる。

 この実証実験は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の国際プロジェクト「地域のバイオマスを利用した省エネ型エビ養殖システム高度化実証研究(ベトナム)」によるもの。研究実施機関として、工学院大学先進工学部機械理工学科の白鳥祐介教授のほか、裕幸計装(東京・目黒)や九州大学、インターネットイニシアティブ(IIJ)、三菱総合研究所が参加している。