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 早稲田大学発のスタートアップであるPower Diamond Systems(PDS、東京・新宿)は、同大発のベンチャーキャピタル(VC)である早稲田大学ベンチャーズ(WUV)から創業投資として1億円を調達した。PDSはダイヤモンド半導体デバイスの研究開発を手掛けており、世界初となるダイヤモンドトランジスタの商用化を目指す。

ニュースリリース

 PDSは2022年8月に設立。WUVが創設から支援を行っている。PDS共同創業者、取締役CSO(最高科学責任者)で早稲田大学理工学学術院教授の川原田洋氏が2020年に発明した縦型ダイヤモンドトランジスタ作成技術、酸化シリコン終端チャネル形成技術、1994年に発明した水素終端チャネル形成技術などの要素技術を基に、パワーデバイスや高周波・高出力デバイス、それらを用いた相補型パワーインバーターなどの研究開発を行っている。

 PDSは早稲田大学の半導体プロセス設備を最大限活用し、ファブレスでのビジネスを展開する。国内外の大手半導体メーカーなどとの協業し、新たなダイヤモンド半導体市場を開拓すると同時に、国内外の研究機関と連携し、ダイヤモンド半導体分野の学術発展に向けた活動も進めている。

 人工ダイヤモンドを材料とするダイヤモンド半導体は、現存するパワー・高周波半導体材料の中でもトップクラスの物性値を持つ。構成元素が豊富に存在し、調達が比較的容易であることから、電気自動車の急速充電システムや高効率再生エネルギーシステムをはじめとする次世代パワーエレクトロニクス分野を支える半導体として期待されている。

PDS共同創業者、取締役CSO(最高科学責任者)で早稲田大学理工学術院教授の川原田洋氏(写真:PDS)
PDS共同創業者、取締役CSO(最高科学責任者)で早稲田大学理工学術院教授の川原田洋氏(写真:PDS)
PDS共同創業者、代表取締役CEO(最高経営責任者)の藤嶌辰也氏(写真:PDS)
PDS共同創業者、代表取締役CEO(最高経営責任者)の藤嶌辰也氏(写真:PDS)