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 フィンランドNokia(ノキア)は2022年11月16日(現地時間)、オーストラリアの通信事業者TPG Telecomとのライブデモにて、5G上りリンク時速度2Gビット/秒を達成したと発表した。TPG Telecom(TPGテレコム)の5Gミリ波(26GHz帯)を使用し、オーストラリアのシドニーにあるNokia 5G Futures Labにて確認した。

(写真は、NokiaのTwitterから入手)
(写真は、NokiaのTwitterから入手)
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関連プレスリリース1: Nokia and TPG Telecom set new 5G uplink speed record in Australia

 デモには、Nokiaの5Gミリ波対応基地局「AirScale 5G」 と、基幹ネットワークとして「5G Core」を使用。キャリアアグリゲーション(CA)技術も導入し、26GHz帯の100MHz幅コンポーネントキャリア(CC)4つを束ねて実現している。端末には、米Qualcommの第4世代ミリ波アンテナモジュール「QTM545」を搭載する5Gモデム-RFシステム「Snapdragon X65」を使用している。

 今回の結果により、一般消費者に加え、IoTセンサーや産業用ロボットから大量のデータを5G経由でストリーミングするなど、上りリンク時の高速性と高信頼性が求められる産業分野へのサービス提供も可能になる。このソリューションは、対応端末が市場に登場する2023年には利用可能となる予定だ。

 このほかNokiaは2022年11月15日(現地時間)、ドイツ連邦教育科学研究技術省の KOMSENS-6Gプロジェクトへの参加を表明した。同プロジェクトは、ドイツと欧州にて、センサー技術に焦点をあて、世界規模の標準化を目指した活動を行う。ドイツの6G活動の一環として、総額1490万ユーロの投資を得て、3年間の期限で活動する。

(写真は、NokiaのTwitterから入手)
(写真は、NokiaのTwitterから入手)
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関連プレスリリース2: Nokia to lead KOMSENS-6G, integrating sensing into the communications system

 6G時代は、デジタルと物理世界の融合に向けたセンシング技術が実現の鍵となる。Nokiaでは、センシングサービスと通信サービスが無線ネットワークに統合され、同期して制御できるようになる6Gビジョンの具現化に向けて、フロントエンド、ベースバンド、RANプロトコル、データ処理、セキュリティーなどの面から研究を進める。

 また、KOMSENS-6G以外にも、米国や欧州、アジア太平洋にまたがるプロジェクトや学術機関、調査機関と連携しながら、6Gに向けた共通の見解や方向性を形成するための活動を進めていく。