富士通は2022年11月28日、イスラエルにセキュリティー研究拠点を新設し、2023年4月から活動すると発表した。富士通グループの欧州研究開発拠点「Fujitsu Research of Europe」の分室との位置付けだ。

 日本や欧州から派遣する同社グループの研究員のほか、イスラエル採用の研究員など約10人で構成し、主にAI(人工知能)やネットワークに関するセキュリティー技術の研究開発を進めるという。新拠点はイスラエルにおける富士通のセキュリティー関連研究拠点として2拠点目で、同社は2021年にイスラエルのベングリオン大学内に「Fujitsu Cybersecurity Center of Excellence in Israel」を設置済みである。

 新拠点を立ち上げた理由について富士通の津田宏フェローSVP富士通研究所(データ&セキュリティ担当)研究本部データ&セキュリティ研究所所長は、「2021年からイスラエルで共同研究を進めるなかで、サイバーセキュリティーの技術力の高さや(研究の)深さを目の当たりにした。もっと広範囲で(セキュリティーの研究に)取り組むべきだと考え、今回の新拠点立ち上げに至った」とした。