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 大分県を中心に3店舗を展開するスーパー細川と東芝データは2022年11月28日、AI(人工知能)を使った提案型健康増進プログラムの実証実験を始めたと発表した。店舗での購買データと家庭での食事データなどを解析し、個人に合った健康増進に役立つ商品をレコメンドする。

実証実験のイメージ
実証実験のイメージ
(出所:東芝データ、東芝テック、スーパー細川、リンクアンドコミュニケーション、ボーンレックス)
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 実証実験では東芝テックの電子レシートサービス「スマートレシート」とリンクアンドコミュニケーションのAI健康アプリ「カロママ プラス」を連携させる。スマートレシートが出力する購買データとカロママ プラスが出力する食事や歩数などのバイタルデータを合わせてAIで解析。スーパー利用者にカロママ プラスのアプリを通じて、栄養バランスを考えたレシピや健康増進に役立つ食品をレコメンドする。

 同実証実験は大分県の県内事業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する「おおいたDX共創促進事業(湧く沸くDXおおいた)」の採択事業の1つ。スーパー細川の3店舗を対象に、2023年2月28日まで実施する。将来的には大分県内で展開するだけでなく、全国のスーパーや自治体に拡大していく予定という。