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 JR東日本は、鉄道設備の障害発生時の復旧対応を支援するシステムを2023年3月までに本番運用する。日立製作所と組み、AI(人工知能)で障害原因の特定や復旧方法を指示するシステムを開発した。JR東日本が2022年11月8日に発表した。

 自然災害や設備が故障した場合にAIを活用する。具体的には障害の発生状況についての情報を時系列で入力することで、調査すべき場所や障害の原因を絞り込める。JR東日本と日立は2020年3月から実証実験を実施。開発した新システムのシミュレーションでは、従来の仕組みでは復旧に約2時間かかったものが1時間程度まで短縮できるとわかっている。

新システムの仕組みについて
新システムの仕組みについて
(出所:日立製作所)
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 復旧対応を支援する新システムは、膨大な過去のデータから類似事象を判定・抽出するという日立のAI技術「オペレーション・リコメンデーションシステム」を基にしたものだという。2023年3月までに山手線などの首都圏在来線での本番運用を開始する計画である。