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 ドイツBMWグループは2022年11月25日、ハンガリーの自社工場内に電気自動車(EV)用高電圧電池の組立工場を建設すると発表した。約半年前に工事を始めたデブレツェン車両組立工場の14万m 2の敷地内に設置する予定。工場全体の建設と立ち上げに20億ユーロ(約290億円、1ユーロ=148円で換算)を投資し、工場が稼働する2025年末までに500人を追加で雇用する。

BMWの生産担当取締役Milan Nedeljkovic氏(左)と、ハンガリー外務・通商大臣Peter Szijjarto氏(右)
BMWの生産担当取締役Milan Nedeljkovic氏(左)と、ハンガリー外務・通商大臣Peter Szijjarto氏(右)
(写真:BMW)
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 新工場では、次世代円筒形電池セルを金属製ハウジングに組み込み、第6世代の高電圧電池として次世代EV「NEUE KLASSE」に搭載する。NEUE KLASSE用の次世代電池は航続距離が最大30%向上し、充電時間も最大30%短縮するという。デブレツェン車両組立工場で生産するEV向けの電池は、すべて新電池組立工場で生産する予定。車両と電池の生産工場を同じ敷地内に設置することで密接に連携し、物流を短距離化した。

次世代円筒型セルは航続距離を30%延ばす
次世代円筒型セルは航続距離を30%延ばす
(写真:BMW)
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 BMWグループは、サプライチェーンでの生産時のCO2排出量と資源消費量を抑えることに力を入れている。コバルトやリチウム、ニッケルは、一定割合をリサイクル材などの2次材料とする。また、セル生産は再生可能エネルギーで発電したグリーン電力のみを使うこととし、電池セル生産におけるCO2排出量を最大60%削減することを目指している。

「BMW iFACTORY」として建設中のデブレツェン工場
「BMW iFACTORY」として建設中のデブレツェン工場
(写真:BMW)
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