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 パナソニック ホールディングスは2022年11月30日、旧・松下電器産業(現・パナソニックHD) 元代表取締役会長・元代表取締役社長の中村 邦夫氏が同年11月28日、肺炎のため死去したと発表した。83歳だった。

2005年度の決算を発表する中村 邦夫氏
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2005年度の決算を発表する中村 邦夫氏
(写真:日経クロステック)

 中村氏は、2000年6月に松下電器産業 代表取締役社長に就任。同年のITバブル崩壊のあおりを受け、就任早々の2002年3月期に同社は大幅赤字を計上した。松下通信工業、九州松下電器、松下寿電子工業、松下精工、松下電送システムのグループ5社を完全子会社化したグループ再編や1万3000人の大規模な早期退職の実施、主力製品への販売リソースの集中などの施策により、2003年3月期には、営業利益黒字化のV字回復を達成した。2003年5月にグローバルブランドを「Panasonic」に統一し、現在の社名変更への道筋をつくった。

 一方、薄型テレビ競争の中で、当時大画面化に優れたプラズマディスプレーを主軸と定め、積極的に量産体制を整えた。同氏は、2006年に代表取締役社長を退任し、代表取締役会長に就任した。