経済産業省が実施する「令和4年度製品安全対策優良企業表彰」(PSアワード2022)の表彰式が、2022年11月29日に都内で開催された。PSアワードは、企業の消費生活用製品における事故防止の活動内容を表彰するもの。安全な製品を製造・販売するための取り組み、安全に使ってもらうための取り組みなど、4つの視点で企業の活動を評価する。16回目となる今回は13社が受賞した。

 メーカーや輸入事業者を対象とした「製造事業者・輸入事業者部門」では、大企業の枠でパナソニックのくらしアプライアンス社 ランドリー・クリーナー事業部が、中小企業の枠では住宅関連資材を開発・販売するマツ六(大阪市)が、それぞれ最優秀賞となる経済産業大臣賞を受賞した。

 パナソニック くらしアプライアンス社 ランドリー・クリーナー事業部は、洗濯機などの開発・生産を手掛けている。IoT(Internet of Things)家電のサイバーセキュリティーに対する取り組みや、精密分析設備を駆使したサイレントチェンジ対策、業界全体を巻き込んでの事故防止のための活動などが評価された。受賞企業のスピーチに登壇した同事業部長の藤本勝氏は、「PS(製品安全)活動は事業活動の根幹。新型コロナ禍でグローバルでのサプライチェーン管理の難易度が高まっている。経営環境が激変する中、製品安全に取り組んできた」などと語った。

授賞式の様子
授賞式の様子
右はパナソニック くらしアプライアンス社 ランドリー・クリーナー事業部事業部長の藤本勝氏、左は経済産業省経済産業大臣政務官の長峰誠氏。(写真:日経クロステック)
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 この他、同部門の大企業枠では家電や空調機器を手掛ける日立グローバルライフソリューションズ(東京・港)と、富士フイルムビジネスイノベーションが技術総括・保安審議官賞を受賞。ノーリツとオムロン ソーシアルソリューションズ(東京・港)が優良賞を受賞している。中小企業枠では、建築部材を製造・販売するオークマ(福岡県朝倉市)と、医療用脱脂綿などを扱う龍宮(福岡県うきは市)が技術総括・保安審議官賞を、ガラス食器を扱うHARIO(東京・中央)とスレート瓦などを製造販売する富士スレート(徳島県北島町)が優良賞を受賞している。

 販売事業者を対象とする「小売販売事業者部門」では、大企業の枠で赤ちゃん本舗(大阪市)が技術総括・保安審議官賞を、中小企業の枠で茨城日化サービス(水戸市)が経済産業大臣賞を受賞した。その他、YUWAホールディングス(東京・中野)が「企業総合部門」で特別賞を受賞している。

受賞者一同
受賞者一同
(写真:日経クロステック)
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