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 米Ford Motor(フォード)と韓国SK On(SKオン)は2022年12月5日、合弁会社のBlueOval SK(ブルーオーバルSK)がケンタッキー州に建設する電池工場の起工式を行ったと発表した。BlueOval SK Battery Parkと名付けられた新工場への投資額は58億ドル(約8000億円、1ドル=137円換算)に上り、5000人を新規雇用する。2025年から「Ford」および「Lincoln」ブランドの電気自動車(EV)向け電池を生産する予定。2つの大規模な電池生産施設を建設し、合計生産能力は80GWh/年となる。この工場を稼働させることでフォードは「2026年末までに世界で年間200万台のEVを生産する」という目標に近づくことができる、としている。

建設が始まった大規模電池工場BlueOval SK Battery Park
建設が始まった大規模電池工場BlueOval SK Battery Park
(写真:Ford Motor)
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 BlueOval SK Battery Parkでは、約5.9km2という広大な用地で電池生産拠点の建設が進んでいる。すでに約328万m3 の土を移動させ、28万3000トンの砕石を敷設、約5万m3のコンクリートを流し込んだという。コンクリートの鉄筋だけで3300トン、深層基礎は1300基、組み立てた構造用鋼材は7900トンに上るという。

これまでに実施した工事の規模
これまでに実施した工事の規模
(写真:Ford Motor)
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 同拠点には5000人の新規雇用者を訓練するためのトレーニングセンター、Elizabethtown Community and Technical College (ECTC) BlueOval SK Training Centerを新設する。ケンタッキー州のコミュニティーカレッジ(短期大学)として運営され、州が2500万ドルを援助する。2023年に建設を始め、2024年に完成させる計画だ。

ECTC BlueOval SK Training Centerの完成予想図
ECTC BlueOval SK Training Centerの完成予想図
(写真:Ford Motor)
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 従業員は、このトレーニングセンターのバーチャルリアリティーラボ、産業メンテナンスラボ、ワークシミュレーションラボ、人間工学技術教室などで、電池の知識や役割、SKオン独自の技術を学習し、製造工程におけるスキルを習得する。