NTTデータは都市活動から得られるデータを可視化・分析する「バーチャル豊洲ビューアー」を利用し、豊洲エリアで来場者の行動変容を促す実証実験を2022年12月1日から2023年2月28日まで(江戸前場下町は1月下旬まで)実施する。
豊洲を訪れた人々の行動属性・志向分析は、バーチャル豊洲ビューアーの構成機能で人流分析などを担うデータ基盤「BizXaaS MaP人流分析」と、同技術に連携するunerryの人流データ基盤「Beacon Bank」を利用する。両基盤で、建物ごとの訪れている人数、年代などの推計、外食・ショッピングなどに訪れる度合いの分析を通じ、来訪者像やその特性を推定。推定に応じ、Beacon Bankの機能を通して見込み来訪者のスマートフォンにレコメンド情報をプッシュ通知する情報提供で回遊性向上を狙う。
NTTデータによると、豊洲エリアは商業施設・レジャースポットなどの場所が分散しており、来訪者の回遊性が低いという。そこで来訪者の行動属性や志向などを分析し、行動に応じて情報提供する技術を適用。実証実験を介して回遊性や豊洲を訪れる動機づけなどに効果があるのかを確認する。
実証実験はNTTデータが2018年11月から参画する豊洲スマートシティ推進協議会の活動の一環だ。ミチノテラス豊洲(清水建設)、江戸前場下町(三井不動産)、チームラボプラネッツTOKYO(PLANETS)の協力を得た。