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 電磁弁や電動バルブなどの開発・製造を手がける伸和コントロールズ(川崎市)は、本社内に新たな開発拠点を設立する。「GWP(地球温暖化係数)の低減」「省エネルギー」「占有面積の縮小」をテーマに掲げ、環境に配慮した製品の開発を加速させる。投資額は約5000万円。

ニュースリリース

 新たな開発組織として「先端技術開発室」を立ち上げた。製品の種類を問わず応用できる共通技術の開発を担う。拠点を経営層に近い本社に配置することで、開発のスピードを高める。従来、主力製品であるチラーと空調機に用いる冷凍回路やソフトなどは、拠点ごとに開発しており、全社で技術を統一できていなかった。

 これまでは長野県と長崎県の拠点を中心にエンジニアを採用してきたが、人口が集中する関東に開発拠点を設けることにより、人材を集めやすくする狙いもある。今後2年以内に10人以上を採用し、将来は約30人の体制を組織する。